Masae Ohno

about Masae Ohno

出逢いは六本木・バレンタインで行われた1本のライブだった。友人に誘われその「大野方栄バンド」に参加することになった。それはそれは楽しいライブだった。それ以来の付き合いということになるのだが、その一夜限りのライブから最近彼女のレコーディングで一緒にやるようになるまで30年という時が流れてしまう。

大野方栄はその後もCMやTV番組の主題歌などで活躍するもののしばらくの間、一線から身を引いてしまった。

その昔ブログにこんなことを書いたことがある。

皆さんは大野方栄(おおのまさえ)さんという歌手をご存じだろうか?名前を知らなくても一度はその声を耳にしたことがあるはず。なにしろとてつもない数のCMソングやナレーションをやっていらっしゃる方ですから...
いまから20年ほど前「Masae Ala Mode」というLPを発表している。なんでも発売後すぐに廃盤になり、CDも復刻していないそうだ。彼女の声は一言で言うと「ファニーボイス」と言うのがいいだろうか?でも彼女の歌にはしっかりとしたポリシーとテクニックが感じられる。レコーディングはあのカシオペアが務めている。
実はまさえちゃん(当時はそう呼んでいたので...)を知ったのはそのレコードではなく、彼女のライブを手伝ったのがきっかけ。なんとも楽しいライブだった。彼女はボサやジャズの名曲を日本語で歌う。それが原詩とはまったく関係ない歌詞が付けられていて、例えばDesafinadoは「個人教授」というタイトルで

♪アイスクリームが好きな 少年みたいな彼が
♪まじめな顔で打ち明けてきた 2つも年下なのに・・・

といった具合。これはぜひ皆さんに聴いていただきたい。楽しいこと間違いなしです!! 

実は復帰後の方栄ちゃんのアルバムでアレンジ・作曲を担当している高田信さんがこの記事のことを知っていてくれてて、現場で始めてお会いしたとき一頻り盛り上がった。彼はもともとまさえちゃんの大ファンで、なにかのきっかけでお互いを知ることとなったらしい。
そして彼が作る楽曲が何とも素晴らしい。まさえちゃんのツボをよ~く心得ていらっしゃる。「大野方栄にこれを歌わせたい」という気持ちがものすごく伝わってくる。
方栄ちゃんには上記のDesafinadoのようにライフワークとも呼べるJazzやボサノバのリメイクとオリジナルの創作というマテリアルがあるわけだが、そのオリジナル創作の一端を担うのが高田信ということになる。いつか高田さんのオリジナルだけで作ってもいいのでは?と、ついつい方栄ちゃんに無理強いをしたくなってしまう。

そして出逢いのライブから30年、復帰後の彼女は留まることを知らない。2012年の「First Class」「うるとら」から立て続けにアルバムを制作している。その最中には「Masae a la Mode」の再発も含まれた。兎にも角にもそのパワーと情熱に頭が下がる。

※で僕は「Brasil」以降の数曲でギターを弾いてます。


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